冷徹宰相様の嫁探し

「何故、私が適任だと思われたのですか。
 無害な娘なら他にもいると思いますが」

 アルベルトは深く頷き言った。

「確かに王家の支えとなる良き娘は他にもいるやもしれん。

 だが、私は自分の人を見る目を信じている。

 それが確かだったからこそ、数々の妨害も蹴散らし、こうして、宰相となれたのだからな。

 父のように、王の身近にあり、王を親身になって支えることが私の夢だ」

「……宰相様」