冷徹宰相様の嫁探し

 同じ学校出身なこともあり。

 学生時代の話や教師の話。

 姉や仲間たちの近況を語ったりできたので、そんなに話題には困らなかった。

 だから、王子を前にして緊張するということはなかったのだが。

 横から窺うような目つきで見ているアルベルトには緊張した。

 王子に少しでも無礼を働こうものなら、公爵家の令嬢でも斬るっ、くらいの視線だったからだ。

 マレーヌはその横からの鋭い視線をビリビリ感じていたが、さすが王子は余裕の微笑みで語りつづけていた。