君だけだと誓う

学校の近くにある晴菜ちゃんの家まで送り、私は自分の家を目指した。

細い裏道に入る。

「よっこいしょっ!」

コンクリートの塀を上って竹林に入る。

ガサガサと物音を立てて奥へと進む。
石でできた階段を上ると少しだけ開けた場所がある。

「ふー。あっ!きれー。」

ここは、私たち3人(憐くんと理桜くんと私)が小さい頃に、秘密基地として使っていたところ。
憐くんはきっとここに来ていない。理桜くんだってそうだろう。

でも、この時間帯にここから見える景色は絶品なのだ。


淡い黄色、オレンジ色。薄く広がる雲とまだ少し混ざり合う水色。
薄い黄色へと変化し、色は少しずつオレンジ色へと変化する。

少し雲が色づいたと思ったらぱっと赤色が空を埋め尽くす。
その時、ふっと太陽は姿を消した。光がまだ少しだけ残る。

それから少し、ほんの少しだけたった後に空は藍色へと変化した。