「「「えぇぇっ!?」
「どこどこどこどこどこどこどこどこ!?どこに引っ越すの?」
そんな俺とは違い、二人はとても驚いていた。
「あ、カナダに。両親の仕事で。。。ほんとについ最近決まったんですよ!」
か、なだ。カナダ。
・・・外国。。。。。。。。。。
不意にも動揺した自分を隠すように
「あ、そう。それだけ?帰りたい。」
そういうだけで精いっぱいだった。
「いやいやいやまって⁉俺幼馴染だよ?びっくりするとかないの!?」
憐は、そう言って自分の指をさす。
―――内心ほっとしながらも
涙をこらえることに神経を集中させる。
「別にお前に思い入れはない」
ばれるくらいならと冷たい言葉を放った。
憐と花楽里の傷ついた顔を見て、しまった、と思ったが、もう遅い。
プライドが邪魔して
用事もないのに
帰るところに歩き出す、
「り、理桜くん」
かぼそそうな、花楽里の声が聞こえた。
「ひどいよ。憐くんだって勇気を出していってくれたのに。。。」
そんなこと、わかってる。
だから、つらいんだ。
「あっそ」
短い言葉しか話せなくてそう言って
目頭が熱くなるのを感じて、顔をそらすことしかできなかった。
ごめん、憐。
こんな俺で、ごめん。



