君だけだと誓う

放課後、裏庭のベンチで腰を休めていた。

「話って、何だろうね~?」

いや、告白だろ、

と、突っ込みたかったが、私まで呼ばれていてはまだわからない。

それに――――なんで理桜くんがいるのー⁉

空気読んでよ!空気!一番気まずいだけど!

のんきな晴菜ちゃんとマイペースな理桜くんを前に
私はガチゴチに固まっていた。

早く来てよ、憐くん!

そんな私はそっちのけで憐くんは来る気配もない。

ひどいなぁ。
呼ばれた側を待たせるなんて非常識だ。

いつかモテなくなるぞ。

なんて、内心毒を吐きながら、憐くんを待っていた。

すると、息切れた憐くんが
足音とともにやってきた。

「遅れてすみません、6限目体育で…」

そういうことか、と納得しながら、本題に入ろうとするが、なんだか言い出しにくくて、困っていると

「早く本題に入ってほしいんだけど」

ふと理桜くんの声が聞こえた。

なんで心読めるの!?

と、内心突っ込みながら心の準備をした。

「あ、えっと、、、」

憐くんが目を泳がせた。

おっと、これは気まずくなるぞ

本能がそう叫んでいた。

「実は―――俺、夏休みに引っ越します。」