「みてみて、理桜くん、どう?」
買ってもらったメイクセットと
フリフリのリボンのついたワンピース。
アクセサリーまでつけて張り切っておしゃれをした。
「さすが、バースデーガール」
そう言ってほほ笑んだ理桜くんは大人びていた。
「えへっ」
にやりと笑った。
クラスのみんなを呼んで開催した私のバーズデーパーティー。
私の初恋の相手、陽人くんも呼んでいる。
さわやかな笑顔とやさしさが魅力の、男の子。
学校に来て、初めて友達になってくれた相手だ。
―――友達なんかじゃ物足りない
なんて、我儘だろうか?
理桜くんに挨拶して、真っ先に陽人君のところに行った。
「今日は来てくれてありがとう。」
一番かわいい私を、見てほしい。
そう、思っていた。
「おしゃれ、してるんだね。」
私のことを見て陽人君は言った。
「えへへ。どう?」
『かわいいね』
そういわれると思っていた。
思って疑ってもいなかった。
「あーうん。いいと、おもうよ。」



