君だけだと誓う

そのあとのことはよく覚えていない。

お財布の中身が確実に減っていたのは明らかだが
そんなことはどうでもいいくらいだった。

「―――り?花楽里?」

晴菜ちゃんの声で、はっと意識が戻る。

周りを見渡すと、駅の中だった。

「あ、寝てた?ごめん・・・」

「次降りるよ。」

そういった。

晴菜ちゃんは、何か聞いてくるわけではない。

問い詰めるわけでもないし
探るような仕草は見せない

うれしい。すごくありがたい。

けれど、晴菜ちゃんがどこか遠くにいるみたいに感じて、すごく寂しい。

これは、わたしだけだろうか?