君だけだと誓う

「。。。ありがと」

晴菜ちゃんが、私がイチゴミルクを好きなのをわかっていて
そのうえイチゴジュースを選んでくれる視野の広さとやさしさに感心する。

「もう、何照れてんの?」

いじわるそうにそう言ってくる晴菜ちゃんに嫌気は感じなかった。

「いいでしょ。別に。ほら、はやく食べよう。」
「あはは、、、うん。」

何をしゃべったらいいかわからなくて、結局無言になってしまった。

イチゴパンケーキは、甘くて、とてもおいしかった。
イチゴの国、という表現も間違っていないような気がする。

口いっぱいにイチゴが広がる。
甘酸っぱいイチゴソースがパン生地と絡み合って、とてもおいしい。

チョコレートでできている部分まで、イチゴチョコレートだった。

イチゴが多すぎてミルクを飲もうとしたとき。

晴菜ちゃんが

ちょん

と鼻をつついてきた。

「ちょっと~?イチゴミルクにする約束
 忘れたなんて、言わせないからね~?」

そう言って、私のミルクを手に取って、器用に半分に分けた。

「はい、花楽里の分。」

そう言って渡されたイチゴミルクは

氷で冷えているはずなのに
どこか暖かかった。