君だけだと誓う

小さな写真を手に取る。
思い出すのは、あの日のこと。

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私は、小さいころからストレスに弱かった。

ストレスがかかると、風邪になったりとか、体がだるくなったりとかする。

でもそれは一時的なもので、すぐに回復した。
だから、そこまで重いものだと捉えていなかった。

これからの私の未来を揺るがすなんて思ってもいなかった。

あの日までは――――――。

あの夢は、相当体に負担がかかるんだと思う。

眠ったのに、眠った気がしない。
寝るまではなかった倦怠感が体を襲うようだった。

症状はみるみるうちに悪化していった。

けれど、これは精神的苦痛で、医者にも対処できない。

カウンセラーに行って、一時期はよくなった。
けれど、再び夢を見ればまた戻ってしまう。

こんな日々を繰り返し、私は老衰しきっていた。

そんな私を助けたのはある人だった。

ある日、とある人を見つけた

彼は、病院に入院していた。

ずっと病院にいる。
看護婦さんに聞く(無理矢理聞き出す)と気管支が弱く、外出許可が出たことはないという。
親が見舞いに来てくれるところさえ見たことがない。

絵にかいたような不幸な人だった。

けれど、彼は明るかった。
ずっとずっと笑顔を絶やさなかった。

なぜそこまで笑顔でいられるのか。
なぜそこまで明るいのか。

今の自分に絶望し心を閉ざしていた私にはわからなかった。

たったそれだけ。たったそれだけの理由。
けれど――――そんな彼に私は興味を抱いた。