恋バナカフェの放課後

「え〜最高すぎるー!!!」
佳奈の話が終わって真っ先に美奈が喋った。

「寝てたことは怒るのに、後で眠気覚ましのブラックコーヒーくれるのはツンデレがすぎない?」

「ふーん。そういうもんなのか。」
私も佳奈の話にキュンキュンしたけど、恋を経験したことがない莉奈にはピンとこないらしい。

「ていうか、佳奈は元から好きだからキュンキュンする出来事だね。」

「まぁ、そうなるよねー」

「うん!元から好きだったけど更に好きになったって感じ!」

「ねぇ、佳奈ちゃん」
急に瑠奈さんが口を開いた。

「彼が脈アリかどうかは考えないの?」

「うーん。確かにあたしにわざわざブラックコーヒーをくれたことは脈アリかもって感じてしまうけど、でも伊月くんがあたしのことを気にしてるからって渡すなんてことはしない気がするんだよね。」

「どうしてそんな気がするの?」

「伊月くんと仲良い友達が言ってたんだけど、伊月くんは告白するまでその気持ちを相手に気づかせないタイプらしいの。」

「根拠がちゃんとあるんだ。」

「うん。それに、あたしは脈アリかもって思って後でこっちが勝手に思ってただけだったってなるのが悲しいから夢見がちにならないようにしてるの」

わたしはそれを聞いてびっくりした。少女漫画が大好きで乙女チックな佳奈がそうやって考えてるなんて思わなかったからだ。

「これからも恋愛頑張ってね。佳奈ちゃん」

「うん!」

「ねぇーうちそろそろ妃奈ちゃんの話が聞きたいんだけどー!」

「確かに。よく考えたら妃奈今日カフェに遅刻してきたもんね」

「あー!遅刻人間の妃奈っち、罰は受けなさーい!!」

えぇー。わたしかー。まぁ確かに、今日カフェに遅刻してきたのは事実だし。

「じゃあ、わたしが話すね」

「実は今日遅刻してきたことに少し関係してるんだけど……」