恋バナカフェの放課後

【佳奈】

私は緊張していた。なぜならこの後応援団の演舞があるからだ。

私は本当は応援団はやるつもりなかった。でも友達の1人が怪我してできなくなっちゃったからその子の埋め合わせをして欲しいと、言われたからだ。怪我でも基本的に応援団は大丈夫だけど、その子は旗を振る。旗を振るなんて怪我をしてたらやめたほうがいい。

だから私が旗を振ることになったんだけどさぁ…

すぐ近くに伊月くんがいるなんて聞いてないんだけど!!!

しかも、伊月くんも旗を振る担当らしくて本当に緊張する!
だって旗を振ったらすぐ近くにビジュ爆発してる伊月くんがいるんだよ!!もうやばいって!!こんな展開少女漫画じゃん!!

「佳奈!そろそろ出番だよ!!」

「い、今行くー!!!」
そう言って私は集合場所に向かった。

ついに本番。
私もめいいっぱいに旗を振る。
もちろん、伊月くんの横顔がちらっと見えるので、旗を振るたびに私のライフは削られていく

「オー!!!!!」

はぁ…やっと終わった。あと2、3回見ていたら多分死んでいた。

「お疲れ様。墨田。」

「い、伊月くん!!」

「旗、良かったよ。全部の練習に参加できていたわけじゃないのに、すごかった。」

「あ、ありがとう、、、。」
伊月くんから普通に褒められると、なんだか嬉しいな。調子が狂いそうだけど、、、

「借人競走もあるから頑張れよな。」

ポン

「それじゃあ。」

「う、うん!またあとで!」


え、え?今、伊月くん私の頭ポンポンした?!
な、なんでいきなり!どうして?伊月くんってそういうキャラだっけ?!
まぁ、学級委員だし真面目なように見えて実はおちゃらけている人だからな。そういうこと、軽くやっちゃう人なの?

私は頭がパニックになってしまい、その場からしばらく動けなかった。