しばらくすると、桜子の父や紅葉たち家族もやって来た。
「可愛い! 悠真くん、初めまして。桃香と和志です。仲良くしてね」
「こちらこそ。よろしくね、桃ちゃん、和くん」
母親同士、赤ちゃんを抱いて腹話術のように裏声で話すと、桃香が笑い出す。
「ママもさっこちゃんもおかしい。ね? ゆうくん」
すっかりお姉さんの顔になる桃香に、今度は桜子と紅葉が笑った。
その傍らで、父親が改めて左京に声をかける。
「左京くん、出産の時はそばにいてくれてありがとう。おかげで桜子は心強かったと思う」
「いえ、私はなにも。がんばってくれたのは桜子です」
「出産の時だけじゃない、妊娠中もだよ。母親がいなくて、男親の私だと役に立たなかった。左京くんがなにより桜子の心の支えだったと思う。本当にありがとう。これからも桜子と赤ちゃんをよろしくお願いします」
「こちらこそ。私の幸せは桜子とこの子と共にあります。必ず私が二人を一生お守りいたします」
「ああ、ありがとう」
二人の言葉に、清志もしみじみと頷いていた。
「さっきょパパ、ゆうくんかわいいね!」
「ん? ああ、ありがとう桃ちゃん」
ひょっこり足元に現れた桃香に、左京はしゃがんで視線を合わせる。
「つぎはおんなのこのあかちゃんがくるよ」
「えっ、ほんとに?」
「うん。いまね、おそらでさっきょパパのママとあそんでる」
左京はハッと息を呑む。
「いつくるのかなー? はやくあいたいね」
「……うん、そうだね。でももうしばらくは、お空でおばあちゃんと遊んでてほしいよ」
そう言う左京の声は、込み上げる涙でかすれていた。
「可愛い! 悠真くん、初めまして。桃香と和志です。仲良くしてね」
「こちらこそ。よろしくね、桃ちゃん、和くん」
母親同士、赤ちゃんを抱いて腹話術のように裏声で話すと、桃香が笑い出す。
「ママもさっこちゃんもおかしい。ね? ゆうくん」
すっかりお姉さんの顔になる桃香に、今度は桜子と紅葉が笑った。
その傍らで、父親が改めて左京に声をかける。
「左京くん、出産の時はそばにいてくれてありがとう。おかげで桜子は心強かったと思う」
「いえ、私はなにも。がんばってくれたのは桜子です」
「出産の時だけじゃない、妊娠中もだよ。母親がいなくて、男親の私だと役に立たなかった。左京くんがなにより桜子の心の支えだったと思う。本当にありがとう。これからも桜子と赤ちゃんをよろしくお願いします」
「こちらこそ。私の幸せは桜子とこの子と共にあります。必ず私が二人を一生お守りいたします」
「ああ、ありがとう」
二人の言葉に、清志もしみじみと頷いていた。
「さっきょパパ、ゆうくんかわいいね!」
「ん? ああ、ありがとう桃ちゃん」
ひょっこり足元に現れた桃香に、左京はしゃがんで視線を合わせる。
「つぎはおんなのこのあかちゃんがくるよ」
「えっ、ほんとに?」
「うん。いまね、おそらでさっきょパパのママとあそんでる」
左京はハッと息を呑む。
「いつくるのかなー? はやくあいたいね」
「……うん、そうだね。でももうしばらくは、お空でおばあちゃんと遊んでてほしいよ」
そう言う左京の声は、込み上げる涙でかすれていた。



