「へえ、いいな。アメリカに純和風の旅館か。さすがは左京くんだ」
数日後。
戸部の運転する車で会社に向かう左京を見送ると、桜子はお土産を持って『しらゆき』に行き、父や紅葉たちに話をした。
「テーマは雪と桜なの。それでね、お料理のアイデアをお父さんや清志さんに聞きたくて」
「ということは、和食を提供するのか?」
「そう、部屋食で」
「なるほど。それなら料理も一切妥協なしだな」
父がそう言うと、清志も「うーん……」と腕を組んで考える。
「桜子ちゃん、その辺りの名産の食材は?」
「えっと、アスペンは山の幸かな。あと川魚。アッシュフォードはワシントン州だから、キングサーモンが有名」
「それなら、地元のきのこと桜海老を使った炊き込みご飯とか、魚を閉じ込めた淡雪蒸しはどう?」
「すてき! まさに雪と桜ね。淡雪蒸しは見栄えも抜群だし」
うん、いいなと父も頷いた。
「桜子。清志と一緒に試作品を作ってみるよ」
「ありがとう、お父さん。清志さんも。よろしくお願いします」
すると紅葉が、桜子にふふっと笑う。
「なんだか生き生きしてるね、桜子。左京さんのお手伝い、楽しそう」
「うん、ほんとに楽しくてわくわくするの。私が1番旅館を楽しみにしてると思う」
「あはは! そうなんだ。良かったね、桜子。幸せだね」
「ありがとう、お姉ちゃん。私、とっても幸せだよ」
そんな桜子に、父も清志も嬉しそうに微笑んでいた。
数日後。
戸部の運転する車で会社に向かう左京を見送ると、桜子はお土産を持って『しらゆき』に行き、父や紅葉たちに話をした。
「テーマは雪と桜なの。それでね、お料理のアイデアをお父さんや清志さんに聞きたくて」
「ということは、和食を提供するのか?」
「そう、部屋食で」
「なるほど。それなら料理も一切妥協なしだな」
父がそう言うと、清志も「うーん……」と腕を組んで考える。
「桜子ちゃん、その辺りの名産の食材は?」
「えっと、アスペンは山の幸かな。あと川魚。アッシュフォードはワシントン州だから、キングサーモンが有名」
「それなら、地元のきのこと桜海老を使った炊き込みご飯とか、魚を閉じ込めた淡雪蒸しはどう?」
「すてき! まさに雪と桜ね。淡雪蒸しは見栄えも抜群だし」
うん、いいなと父も頷いた。
「桜子。清志と一緒に試作品を作ってみるよ」
「ありがとう、お父さん。清志さんも。よろしくお願いします」
すると紅葉が、桜子にふふっと笑う。
「なんだか生き生きしてるね、桜子。左京さんのお手伝い、楽しそう」
「うん、ほんとに楽しくてわくわくするの。私が1番旅館を楽しみにしてると思う」
「あはは! そうなんだ。良かったね、桜子。幸せだね」
「ありがとう、お姉ちゃん。私、とっても幸せだよ」
そんな桜子に、父も清志も嬉しそうに微笑んでいた。



