甘い夢はもう見ない〜お見合い結婚から始まる両片想いの恋〜

ホテルの部屋に戻ると、二人は言葉もなく互いを求め合う。

どれだけキスを重ねても、どれだけ愛をささやいても、止めどなく想いは溢れてくる。

ずっと心に仕舞い込んでいた気持ちを、そのまま伝えられる喜び。

ただ心のままに愛していい。
ただ素直に愛されていい。

それがどれほど幸せなことか。

窓から射し込む月明かりが、まるで祝福するかのように、ひと晩中キラキラと美しく二人を照らしていた。