点灯イベントが終わると、カイルに挨拶してから、左京は桜子の肩を抱いてエレベーターで65階に向かった。
アールデコ調のクラシカルなレストランに入ると、ライトアップされたエンパイアステートビルが目の前に見える席に案内され、桜子は夜景に釘づけになる。
「左京さん、雲の上にいるみたいね」
「ははっ、まさにうわの空だな。ほら、桜子。乾杯しよう」
シャンパンで乾杯すると、高級食材を使ったディナーを味わう。
黒トリュフを添えたロブスターや、牛フィレ肉のパイ包み焼きなど、ひと皿ひと皿がアートのように美しく盛り付けられていた。
満面の笑みでデザートを味わう桜子に目を細めてから、左京は改めて切り出す。
「桜子」
「はい」
「結婚式の時、俺は君と一生添い遂げると誓った。だけど今、俺はあの時よりもはるかに強い気持ちで君に誓うよ」
そう言うと左京は、まるで心を射貫くように、真っ直ぐに桜子を見つめた。
「桜子。俺はこの命をかけて生涯君を守り抜き、必ず幸せにしてみせる。それを今、君に誓う」
「……左京さん」
桜子の瞳から涙が溢れ出す。
「俺たちはお見合い結婚から始まった。結婚がゴールではなく、二人の始まりだったんだ。そこから少しずつ気持ちを寄せて、いつしか君を好きになり、今は心から君を愛している。愛で溢れた結婚を、これからも君と。その証に、この指輪を贈り合いたい」
左京はジャケットのポケットに忍ばせていたリングケースを取り出し、そっと開いてみせた。
桜子にエンゲージリングを渡した次の日に、同じモチーフで選んだ二人のマリッジリング。
それは、二人が本当に愛する夫婦になった証。
桜子は涙で潤んだ瞳で左京を見つめた。
「左京さん。愛のないお見合い結婚だったのに、私に心を寄せてくれてありがとう。あなたの優しさと温かさに、私はいつの間にかあなたのことが大好きになっていました。結婚なんてその時がピークで、あとは段々冷めていくだけ、なんて偏見を持っていたし、恋愛すら夢見なかった私に、あなたは愛することを教えてくれました。形だけの妻だったはずなのに、私に向き合って私を大切にしてくれて、本当にありがとうございました。これからは、私もあなたにたくさんの愛を贈りたいです。あなたのおかげで、私は幸せになれたから。ずっとずっと、あなたのそばにいさせてください」
左京は優しく微笑んで頷く。
「ああ。俺たちは誰よりも愛に溢れた夫婦だ」
「はい」
やがて左京は桜子の左手を取り、エンゲージリングの上にそっとマリッジリングを重ねた。
桜子も、左京の左手薬指にお揃いのマリッジリングをはめる。
二人で左手を揃え、キラリと輝くマリッジリングに幸せを噛みしめた。
「左京さん。あなたは私が1番好きな人で、私を1番好きでいてくれる人。そんなあなたと結婚出来た私は、世界一の幸せ者です」
「俺もだよ、桜子」
左京は桜子の左手をすくい、そっと薬指にキスをする。
すると一斉に拍手が起きて、スタッフがテーブルにホールケーキを運んできた。
「Congratulations! It’s a beautiful moment. This is a special gift from us. Cheers to your future.(おめでとうございます。美しい光景でした。これは私たちからの贈り物です。お二人の未来に幸あれ)」
左京と桜子は驚いて顔を見合わせてから、「Thank you!」と笑顔で応える。
二人で美味しいケーキを、幸せと共に味わった。
アールデコ調のクラシカルなレストランに入ると、ライトアップされたエンパイアステートビルが目の前に見える席に案内され、桜子は夜景に釘づけになる。
「左京さん、雲の上にいるみたいね」
「ははっ、まさにうわの空だな。ほら、桜子。乾杯しよう」
シャンパンで乾杯すると、高級食材を使ったディナーを味わう。
黒トリュフを添えたロブスターや、牛フィレ肉のパイ包み焼きなど、ひと皿ひと皿がアートのように美しく盛り付けられていた。
満面の笑みでデザートを味わう桜子に目を細めてから、左京は改めて切り出す。
「桜子」
「はい」
「結婚式の時、俺は君と一生添い遂げると誓った。だけど今、俺はあの時よりもはるかに強い気持ちで君に誓うよ」
そう言うと左京は、まるで心を射貫くように、真っ直ぐに桜子を見つめた。
「桜子。俺はこの命をかけて生涯君を守り抜き、必ず幸せにしてみせる。それを今、君に誓う」
「……左京さん」
桜子の瞳から涙が溢れ出す。
「俺たちはお見合い結婚から始まった。結婚がゴールではなく、二人の始まりだったんだ。そこから少しずつ気持ちを寄せて、いつしか君を好きになり、今は心から君を愛している。愛で溢れた結婚を、これからも君と。その証に、この指輪を贈り合いたい」
左京はジャケットのポケットに忍ばせていたリングケースを取り出し、そっと開いてみせた。
桜子にエンゲージリングを渡した次の日に、同じモチーフで選んだ二人のマリッジリング。
それは、二人が本当に愛する夫婦になった証。
桜子は涙で潤んだ瞳で左京を見つめた。
「左京さん。愛のないお見合い結婚だったのに、私に心を寄せてくれてありがとう。あなたの優しさと温かさに、私はいつの間にかあなたのことが大好きになっていました。結婚なんてその時がピークで、あとは段々冷めていくだけ、なんて偏見を持っていたし、恋愛すら夢見なかった私に、あなたは愛することを教えてくれました。形だけの妻だったはずなのに、私に向き合って私を大切にしてくれて、本当にありがとうございました。これからは、私もあなたにたくさんの愛を贈りたいです。あなたのおかげで、私は幸せになれたから。ずっとずっと、あなたのそばにいさせてください」
左京は優しく微笑んで頷く。
「ああ。俺たちは誰よりも愛に溢れた夫婦だ」
「はい」
やがて左京は桜子の左手を取り、エンゲージリングの上にそっとマリッジリングを重ねた。
桜子も、左京の左手薬指にお揃いのマリッジリングをはめる。
二人で左手を揃え、キラリと輝くマリッジリングに幸せを噛みしめた。
「左京さん。あなたは私が1番好きな人で、私を1番好きでいてくれる人。そんなあなたと結婚出来た私は、世界一の幸せ者です」
「俺もだよ、桜子」
左京は桜子の左手をすくい、そっと薬指にキスをする。
すると一斉に拍手が起きて、スタッフがテーブルにホールケーキを運んできた。
「Congratulations! It’s a beautiful moment. This is a special gift from us. Cheers to your future.(おめでとうございます。美しい光景でした。これは私たちからの贈り物です。お二人の未来に幸あれ)」
左京と桜子は驚いて顔を見合わせてから、「Thank you!」と笑顔で応える。
二人で美味しいケーキを、幸せと共に味わった。



