私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「あ…、うんっ!」


俺が返事をすると、大志が肩を組んできた。

俺のパーソナルスペースにお構いなしにグイグイ割り込んでくる大志だったけど、不思議と全然いやじゃない。


こうして話してくれる仲間がいるってだけで、うれしい。


「思ってたんだけどさ。七星のその髪、イイじゃん」

「ほんと!?ありがとう。輝学園は髪色も自由って聞いてたから、転校前に染めてみたんだ」

「オレも、そこはこの学園でよかったって思ってる。でも、意外とみんなフツーでびっくりしたろ?」

「そこは…まあ」


たしかに髪を染めている生徒もいるが、大半は黒髪。

自由度が高い学校といっても、普通の中学とあまり変わらない印象だ。


それよりも、メガネ率が異様に高い気がする。


「でも、一番びっくりしたのは“私語厳禁”かな。なんでこんな学校なの?」

「知らん!」

「知らんのかーい!」


だから、こうして話しているところもだれかに聞かれて密告された、内申点を下げられるんだとか。


「で、七星はなんでこの学園に転校してきたんだよ?」

「実は俺…、これまで学校行事に参加したり、友だちと遊んだりしたことがあんまりなくて」

「え、そんな人間いる?」

「いるよ!ここに!」


俺、ちゃんと人間だから!


「…って、その話は置いておいて」