私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「そうだな。それなら、輝学園のイメージアップにもつながる」


正直、生徒会を敵にまわしてしまったことはこわい。

でも、俺たちの活動はガチなんだ。


それで、俺たちの本気を花房会長に伝えるしかない。


「それじゃあ、オレたちの活動は今後も変わらずってことだな」

「変わらずじゃないよ、すべてにおいて全力でするんだよ」

「いやいや、七星。おれたち、お前に誘われたときから常に全力だったから」


俺がきょとんとした顔を見せると、4人は微笑みながらうなずいてくれた。


…なんか恥ずかしいな。

もしかしたら、生徒会の存在に一番ビビっていたのは俺かもしれない。


でも、もう俺はひとりじゃない。

みんなと出会えて本当によかった。


「そうと決まれば、次の配信どうする?」

「そうだな。プチ運動会以上にバズりそうなネタを持ってきたいよな」

「だったら――」


そうつぶやいて、玲音がすっと手を挙げた。


「ここの卒業生から聞いたんだけど、輝学園の寮には温泉があるって噂知ってる?」

「温泉?」

「んなバカな」


俺はまだ転校してきたばかりだけど、1年以上寮生活している他の4人でさえも知らない話だった。


寮の各部屋にはシャワー室があり、風呂には困らない。

しかし噂によると、実は温泉の大浴場もあるのだとか。