私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

――ところが。


「おいっ!起きろ!!」


休みの日だというのに、風雅が朝早くから叩き起こしに部屋に乱入してきた。

俺たち4人は眠い目をこすりながら、風雅の部屋に集められた。


「…で。なに、風雅」

「寝起きドッキリとか?…もしかして、今撮ってる?」

「撮ってねぇよ。それよりも、シャキッとしろよな〜」

「だって、まだ眠いんだもん」


俺は頭をカクンカクンと上下させる。

すると、風雅がニヤリと笑った。


「じゃあ、おれが一瞬で目を覚ますものを見せてやるよ」

「え…?」


寝ぼけた俺の前に差し出されたのは、風雅のスマホ。

いったい、これがなんだっていうんだよ――。


と、スマホの画面を見た瞬間、俺は目玉が飛び出そうなくらいに目をひんむいた。


たしかに風雅の言うとおり、一瞬で目が覚めた。

なぜなら――。


『プチ運動会やってみました』の動画の再生回数が、なんと1万回を超えていたのだから。


「い…1万!?どういうこと!?」

「昨日の夜までは、300回も再生されてなかったよね!?」


ああ、そうだった。

俺もちょうど寝る前に見たから。


それが一晩明けたら、まさかの――。

初めてバズってしまうなんて!