私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「そうだね…。ギターを弾くのは好きだけど」

「ギター!?すげー!」

「そんなにたいしたことじゃないよ。ただの趣味だから」

「かっこいいじゃん!Amane(アマネ)みたいで!」


Amaneは、自身の動画配信チャンネルで楽曲を披露しているシンガーソングライター。

しかも、嫉妬すらわかないくらいのイケメン・イケボ。


それもあるが、ギターの弾き語り姿のかっこよさや、メッセージ性のある歌詞は男女問わず人気。

とくに、若者を中心に指示されている。


「俺、Amaneのファンなんだよね。Amaneの歌に支えられて、これまでのつらい日々を乗り越えられたっていうか」

「わかる〜。ボクもAmaneの曲、よく聞くよ」


Amaneのマネをしたくて、ギターを弾いてみたいとは何度も思ったけど、楽譜なんてちんぷんかんぷん。

玲音は謙遜するけど、俺にとってはうらやましい才能だ。


「それなら、玲音は“ギタロー”な!」


俺がそう提案すると、大志と風雅と真尋がクスッと笑った。


「“ギタロー”って!」

「玲音っていうかっこいい名前があるのに、あえて“ギタロー”と呼ばせる七星くんのセンス」

「おれの“ますくん”よりも、なかなかだな」


3人からは、「古い」だの「ダサイ」だのと言われて笑われた。