私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「近いよ、七星くん」

「せっかくの入部希望者がドン引いたらどうすんだよ」


真尋と風雅は、玲音から俺を引き離そうとしていたが、大志だけは目を潤ませ鼻をすすっている。


「でも、オレにはわかる…!部活立ち上げを夢見た初期メンバーのオレには!!」

「また泣いてるよ、こいつ…」

「もういいよ〜、大志くん」

「お、おい!人の涙をバカにするな!」


俺と玲音は、そんな3人のやり取りを見てクスクスと笑う。


「にぎやかだね」

「うるさいだけだけどな」

「でも、楽しそう。いい部活になるんじゃない?」

「そうかな!?まあ俺は、青春できたらなんでもいいんだけどな!」

「そっか。じゃあ、微力ながらぼくも協力させてもらうよ」


こうして、思わぬかたちですんなりと5人目の部員が決まった。



次の日。


「先生。部活の立ち上げに必要な部員5人、集まりました!」


俺たち5人は、さっそく加藤先生のもとを訪ねた。


「ほ…、本当に集まったのですか?」


驚いた拍子に、先生がズレ落ちていた。

そのメガネをかけ直しながら、俺たち5人に順番に視線を動かしていく。


「わかりました、仕方ないですね。それでは、こちらの用紙の①と②の必要事項を記入して提出してください」


加藤先生は、『創部届』と書かれた紙を手渡してきた。