私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

風雅の問いに、美しすぎるくらいに俺たちは同時に首を横に振る。


「じゃあ、ダメじゃん!つーか、自信満々に首を振るな」

「だって俺、パソコン関係あんまりわからないし」

「オレもー」

「ボクもー。作品を撮るのに写真の加工ならできるけど、動画の編集はさっぱり〜」

「ちょっとは『がんばります』とか言えねーのか。そろいもそろって」


風雅はため息をつく。

そのとき――。


「編集なら、ぼくができるよ」


かすかにそんな声が聞こえたような気がして、俺たちは顔を見合わせる。


「今、だれかなんか言った?」

「真尋じゃねーの?“ぼく”って」

「ボクじゃないよー!できないって言ったばっかじゃん」

「じゃあ、だれが?」


そう言って辺りを見回した瞬間、思わず小さな悲鳴を上げそうになった。

なんと、俺たちしかいないと思っていた食堂の隅の席に、だれかが座っていたのだった。


「うわああああ!」

「ざ…座敷わらしだ…!」


気配なくそこにいるから、全員腰を抜かした。


驚きすぎてイスからひっくり返りそうになったが…。


ちょっと待て。

今、なんて言った?


「動画の編集が…できるって?」

「うん。一応、趣味でそういうのしてるから」


長い前髪が邪魔で顔が隠れているが、メガネ越しに目が合った。