私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

次の日――というか、その日の朝。


「ふあああああ〜…。ねみぃ」

「だって結局、部屋戻って寝たの4時だもんな…」


ゼロ時さんの正体が風雅とわかり、夜中にみんなでモンアタをしてきたから、俺と大志はすっかり寝不足。

眠い目をこすりながら、なんとか登校。


今日も、いつもと変わらない朝を迎える。

私語厳禁だから、クラスも変わらず静かだ。


だがそのとき、一瞬だけ教室内がざわついた。

俺が転校してきたときですらそんなざわめきなんてなかったのに、いったいなにかと思って振り返ると――。


なんと、黒いパーカーのフードを頭からかぶり、黒いマスクをした生徒が入ってきた。


「ふ――」


俺の口から、小さな声がもれた。

そのまま、「風雅!」と叫びそうになったが、ギロリと風雅ににらまれ、俺は言葉を飲み込んだ。


横を見ると、大志も同じことを考えたみたいで、風雅のもとへ駆け寄ろうとした格好のまま固まっていた。


そのとき、ズボンのポケットに入れていたスマホが鳴った。

見ると、風雅の部屋から帰るときにつくったグループメッセージに通知が入っていた。


【お前らの私語におれを巻き込むな】


風雅からのメッセージだ。


【ごめんなさーい】

【てか、学校きたんだ!】

【バカふたりの監視だよ。なにしでかすかわかんねぇし。実質、おれがリーダーだから】