私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「…うおぉぉおい!それは言うな、バカ大志!」

「あー、ごめんごめんっ」


ふたりのやり取りを見て、俺はクスッと笑った。


「言っとくけど、俺けっこうやり込んでたからうまいけど?」

「ハッ、大抵のヤツはそう言うんだよ。おれのプレイ時間をなめんな」


風雅は鼻であしらったが、その言葉通り、ゲームに捧げる熱意が常人ではなかった。


「えええ…!?プレイ時間、3000時間!?」

「まだ少ないほうだよ。これは去年発売されたところだから。前作は9999時間コンプだ」

「もはや異常者…!」


深夜だというのに、明日が学校ということにも関わらず、俺たちはモンアタを楽しんだ。


「おいっ。今、おれが倒してドロップしたアイテム拾ったのだれだ!?」

「あっ、俺」

「…おいおい」

「ギャー!爆弾踏んじゃった!」

「大志、それ…!おれが大型モンスター用に仕掛けた罠だったのに、なんでお前がかかってんだよ!」


プロ級すぎる風雅に対して、俺と大志はただの足手まといでしかなかなく、何度も風雅をイラつかせてしまったけど――。


「マジでお前ら使えねぇ。おれが鍛え直してやるから覚悟しろ」


一番笑ってくれていたのは風雅だった。

フードの陰から、ニッと口角が上がっているのが見えた。