私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

結局、昨日寮にきてから今まで、大志以外の生徒とはすれ違いもしなかった。


俺たち以外にだれもいないんじゃと思えるような異様な寮だからこそ、幽霊のひとりやふたりいてもおかしくないのではと思ってしまう。


その日からもコソコソと部活の勧誘に励んだが――。

火曜日、全敗。
水曜日、全敗。
木曜日、全敗。
金曜日、全敗。
土曜日、もちろん全敗。
日曜日、わかりきってるが全敗。


そんなこんなで成果がないまま、気づいたらまた月曜日になっていた。


「そういえば、今日だな」


寮までの帰りに、大志がぽつりとつぶやいた。


「え?今日って?」

「ゼロ時さんだよ。今日の日付けが変わるときだろ?」

「…そっ、そうだった」


部員集めでこの1週間すっかり忘れていたというのに、大志がそんなことを言うものだから思い出してしまった。


「な、なあ、大志。今日、お前の部屋で寝てもいい?」

「え、絶対やだ」

「なんでだよー…!これも青春だろ!?」

「青春じゃねーよ!男ふたり同じベッドって、ただただキモいだけだろ」


くそー。

大志なら「いっしょに寝てやってもいいぜ!」て、白い歯を輝かせて言ってくれると思ったのに。


「じゃあ、それがだめなら大志が俺の部屋に――」

「変わんねーよ!」