私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「そのユーレイって、もしかして変な笑い声のやつ?」

「そ、そう!大志も知ってるのか!?」

「まあ。オレは勝手に、“ゼロ時”さんって呼んでる」

「“ゼロ時”さん?」

「ああ。いつも深夜0時を過ぎたら、笑い声が聞こえるから」


…ヒイィィィィィィイイイ!!


俺は、心の中で悲鳴を上げる。


大志の話によると、決まって毎週月曜日から火曜日に変わる夜中の12時に現れるのだそう。


「な…なあ、幽霊なわけないよな?きっと寮の生徒だよな?…なっ!なっ!なぁ!?」

「ビビリすぎだって、七星。そんなの、オレも知らねーよ。だって就寝時間過ぎてるから、その時間は部屋から出れねーから確かめようがねーもん」


大志は平気なのか、ガクガク震える俺をよそに淡々と話す。


「でも大志って、時間とか守るタイプなんだ。意外と真面目だな」

「七星、オレのことなんだと思ってんだ」

「バスケバカ、涙もろバカ」

「張り倒すぞ」


大志は俺を引き離す。


「けどまあ、あながち間違ってもねーけどな」

「間違ってないんかい!」


大志といたら、まるで漫才のコンビのようだ。

ちょうど同じレベルのバカだから、どちらもボケにもツッコミにもなれる。


その後、食堂で朝食を済ませ、いったん部屋に戻って学校へ行く準備をする。