私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「おっはよ〜、七星!」

「ぶへっ…!!」


まだ夢の中だったというのに、寝ていた俺の上に大志がダイブしてきた。


「重い、痛い…」

「そんなこと言うなよ〜!オレたち“仲間”だろ〜」


大志は俺の体の上で、お構いなしにゴロゴロと寝返りを打つ。


無理やり起こされ、はあ…とため息をついたが、ふと考えた。


友だちに起こされる――。

ということは、まるで合宿や修学旅行の朝みたいだな。


「もしかして!これって青春――」

「だから、ちげーよ」


即座に大志にツッコまれてしまった。

ひとまず身支度を整えて、大志と朝の食堂へ向かう。


「昨日は眠れた?」

「うん。9時には寝てたっぽくて、もうぐっすり――」


と言いかけたが、俺はぽかんとした。

そういえば昨日、途中で起きてからなかなか眠れなくなったような…。


「そうだ…!幽霊…!」


夜中、どこからともなく不気味な笑い声が聞こえてきたんだった。


思い出したら急に背筋に悪寒が走って、すぐそばにいた大志に抱きついた。


「なに、七星?ユーレイこわいの?」

「う、うるせぇ…!」

「オバケ信じてるんでちゅかー?かわいいでちゅーねー」


大志は俺をあやすように、頭はナデナデしてくる。

バカにされるのはしゃくだが、今はこわくて大志から離れられない。