私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

加藤先生のもっともな言葉に、俺はごくりとつばを飲む。

“青春がしたい!”という気合いや意気込みだけではどうにもならない問題だ。


しかし――。


「あと3人集めればイイってことですよね?そんなの簡単じゃん!なっ、七星!」


そう言って、大志が俺の肩を組んできた。


俺は、あと3人“も”と思っていたけど、大志はあと3人“で”と考えている。


ポジティブすぎる大志の性格がうらやましい。

同時に、俺も励まされる。


「じゃあ加藤先生、5人集めたらまたきます!」

「…え。本当にやるのですか?」

「はい!そのときは、ぜひともよろしくお願いします!」


大志と俺は加藤先生に頭を下げると、職員室から出ていった。

そうして、ふたりで思わずニンマリ。


「やったー!部活立ち上げの第一歩だ!」

「ああ!早く部員集めようぜ!」


と、ふたりで飛び跳ねてハイタッチしたところで、お互いに人差し指を口元に当てて「シー!」と顔を見合わせる。


私語厳禁だからな。

騒いだらダメダメ。


でも、こうして友だちとわちゃわちゃなにかをしようとするのって――。


「これって青春だよな?」


俺が小声で尋ねると、大志はクスッと笑った。


「こんなので青春喜んでたら、この先七星の身が持たねぇんじゃねーの?」