私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

でも、俺にとっては――いや、俺たちにとっては重要なことなんだ!


「“今さら”じゃありません!“今しかない”から部活をつくりたいんです!」


俺は一歩前に踏み出した。

ここで思いを口に出さないと、先生には絶対に伝わらないと思った。


「先生の言うように、この学園にいられるのもあと2年もありません。だから、学園生活をもっと楽しみたいんです!部活動を通して!」


…言った。

言ってやった…!


声のないこの学園で、声を出さなければきっと埋もれてしまうだろうから。


俺と大志がグイッと詰め寄ると、先生は困ったように頬をかいた。


「…わかりました。わかりましたから、大きな声は出さないようにと言っているでしょう、柴崎くん」


やれやれというふうに頭を抱えた先生は、俺たちのほうを向き直る。


「新しく部活動を立ち上げるのは構いません。が、最低条件を満たす必要があります」

「「最低条件?」」


俺と大志は同時に首をかしげた。


「そうです。部活動と見なすには、第一に部員が必要です」

「部員なら、俺たちふたりで――」

「輝学園の決まりでは、最低人数は5人です。それが創部にあたる最低条件です」

「5人…」


俺たち以外に、あと3人が必要ということか…。


「この学園で、あなた方と同じ志を持つような学生が他にいるとは思えませんが」