「こっちもだれもきていませんが…」
ふたり同時にいたところへ、両側から挟み撃ち。
しかし、俺がどちらの方向へも逃げていないことに花房会長は疑問に思ったようだ。
「すぐに各教室を探してください。逃げてきていないというのなら、近くに隠れているはずです」
「「はい!」」
花房会長の指示に、鬼たちは一斉に教室を探しはじめる。
「会長!くまなく探しましたが、だれもいません!」
「いない?」
そりゃそうだ。
俺は、通気口の中にいるんだから。
もしかしたら、時間がくるまでここにずっと隠れていたら逃げ切れるんじゃないだろうか。
「まさか、窓から外に逃げたんじゃ…」
「ここは3階ですよ。さすがにそれをやったら、キングオブバカです」
ひどっ。
そこまでバカじゃねーし。
「どちらの方向にも逃げていない。隠れていそうな教室にもいない。となれば…」
花房会長は腕を組んで考え込む。
すると、パチンと指を鳴らした。
「最後のひとりは、この通気口の中です。他に隠れられる場所はここしかありません。それに、キミがここにいたことがなによりの証拠」
チラリと通気口を見上げた会長と目が合った。
向こうからは陰になって俺は見えていないはずだが、そんなふうに感じてしまった。
ふたり同時にいたところへ、両側から挟み撃ち。
しかし、俺がどちらの方向へも逃げていないことに花房会長は疑問に思ったようだ。
「すぐに各教室を探してください。逃げてきていないというのなら、近くに隠れているはずです」
「「はい!」」
花房会長の指示に、鬼たちは一斉に教室を探しはじめる。
「会長!くまなく探しましたが、だれもいません!」
「いない?」
そりゃそうだ。
俺は、通気口の中にいるんだから。
もしかしたら、時間がくるまでここにずっと隠れていたら逃げ切れるんじゃないだろうか。
「まさか、窓から外に逃げたんじゃ…」
「ここは3階ですよ。さすがにそれをやったら、キングオブバカです」
ひどっ。
そこまでバカじゃねーし。
「どちらの方向にも逃げていない。隠れていそうな教室にもいない。となれば…」
花房会長は腕を組んで考え込む。
すると、パチンと指を鳴らした。
「最後のひとりは、この通気口の中です。他に隠れられる場所はここしかありません。それに、キミがここにいたことがなによりの証拠」
チラリと通気口を見上げた会長と目が合った。
向こうからは陰になって俺は見えていないはずだが、そんなふうに感じてしまった。



