私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

いったん自分を落ち着かせる。


「だから、みんなでなにかするっていう、青春ってやつにすごい憧れを持ってて」

「だから、自由度が高いここなら、そういう青春がいっぱいできると思ったんだ?」

「そう。でも入ってみたら、想像以上に勉強優先の学校だったから、そのギャップの違いにビビってる」


ひとり言のように、俺はぽつりとつぶやいた。

すると、なぜか隣から鼻をすするような音が聞こえた。


目を向けると、なぜか大志が泣いていた。


「…えっ。なんでまた泣いてるの!?」

「いや…。それ、めっちゃわかるわーって思ったらさ、なんかっ…」


さっきから泣いてばっかで、もしかして大志って超涙もろい!?

それにしても、泣くの速すぎないか!?

しかも、鼻水出てるし…!


「ここってさ、超進学校っていうわりには、成績あんまり関係ないじゃん?だから、輝に入ったけどさー」

「俺も。他は、転入試験が必須だったけど、ここはとくにそういうのがなくて。自由度が高いから、だれでもウェルカムなのかと思った」

「実際そうだと思うよ。もしかしたら、とんでもない才能を持ってるかもしれないし、在学中に化けて秀才になる可能性だってあるからな」


今後の進路のことを考えたら、輝学園に入れてよかったとは思う。