裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「宅配便です。順番に伺います」
 私は回帰前も、この時間宅配便を受け取ったことを思い出した。

 ちなみにこの宅配便が私の部屋に届くのは40分後だ。
 届く時間も中身もわかっている宅急便のことは置いといて、鈴木さんと父との関係を洗い出しといた方がよさそうだ。

「茨城のどちら出身なのですか?」
 私は1度だけ、父方の実家に行ったことがあった。

 父が歩くだで、皆、誰か知っているような小さな街だった。
 出身が同じだと顔見知りである可能性が高い。

「鉾田です。知らないですよね。水戸と取手の間で取手よりの場所です」
 私は県庁所在地である水戸は知っているが、取手はどこか分からない。