裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

 私は外を出歩くのも危ない街にも住んでいた事もあるから、東京は綺麗で素敵な街だと思っている。

 私が怖かったのは、街ではなく、そこに住む日本人だった。

「往復6時間は大変だね。知り合いの男の人とか、東京にいない? 一緒に住んでもらうとかはどお?」

 彼女はあと半年もすれば、交換留学生に選ばれてフランスに行く。

 家が今まともな状態なら彼女に一部屋貸してあげたかったが、「離婚して」と私が言ってから家の空気がおかしくなっている。

「男の人と住むなんて、親はもっと反対するよ。アオちゃん面白いね」