裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

私と舞ちゃんはあっという間に仲良くなった。
 そして、敬語はよそよそしいということでタメ口で話すようになった。

「アオちゃん、大学に徒歩通学なの? 羨ましすぎる」
 フランスで生活していた時の写真があるから見せたいと舞ちゃんに伝えて、彼女を家まで案内した。

「舞ちゃんのお家はどこなの?」

「栃木だよ。片道3時間かけて大学まで通っているの。一人暮らしがしたかったんだけれど、東京で女の子の一人暮らしは危ないって親が許してくれなくて」

 東京はとても安全に見えるが、栃木はもっと良質で安全なところなのだろう。