裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「初めまして、藍子って呼んで。今日、帰国子女の子が来るって聞いて楽しみにしてたんだ。フランスにも住んでたんでしょ、勉強教えて。私、テニスサークルに入っているんだけど、良かったら一緒にどお?」

 藍子には自分のこの時の歪んだ顔を鏡で見て欲しい。
 彼女はこの後、授業の和訳や宿題を全て私にやらせる。

「藍子さん、私が勉強を教えたら、あなたは何をしてくれるのですか? サークルには興味ありません。あと、私は仲良くする相手は選ぶ主義なので、今後話しかけないで頂けますか?」

「何をしてくれる? なんて、友達ってそのようなものではないでしょ」