裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

今日は日本の大学に通う初日だ。
 前回、私はこの最初から完全にビビってしまっていた。
 自分のような人間は、日本では上手くいかないと縮こまっていた。

 周りと入学時期が違い、新歓時期も終わっていた。
 私は日本の大学はサークルに入るものだと思い込んでいた。
 その誘いと共に下心を持って私に近づいてきた藍子を受け入れたのは間違いだった。

 私は彼女が善良な人間ではないと気がついていた。
 彼女の目線、言葉遣い全てが人を利用しようとする人間のそれだった。
 しかし、中学時代の日本での失敗のトラウマから誰かの助けを借りたいと思ってしまったのだ。

 私は文学部のフランス文学科に入った。