裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「私は処女です。今世では誰ともお付き合いをしたことがありません」
 私は度々、私を部屋に連れ込もうとした寛也を思い出した。

 寛也は最初から私にぐいぐい近づいてきて、下心がありそうだった。
 でも、自分の失敗体験がある日本という地で、私は助けてくれる人を欲していた。

 だから、彼の愛のない告白も受け入れてしまった。
 彼と一緒にいるうちに情が湧いて好きになることを期待したが、そのようなことはなかった。