裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

 そして、彼の能天気な発言が愛おしくも私を不安にさせる。

 彼の住んでいた博多という場所は、イノセントワールドなのかもしれない。

「お父さん」ということは、彼の秘書には子供がいそうだ。
 ゲイでも男なのだから、子供は作れることを健太郎さんは知らないのだろう。

 私はゲイには否定的な考えは全く持っていない。
 愛し合う2人には性別も関係ないと思う。
 問題があるのは、私の父のように人の愛を弄ぶ人間だ。

 私も父を「素敵なお父さん」だとずっと思っていた。
 しかし、地獄の日にみた彼の正体は20年以上連れ添った妻子を平気で捨てるクソ男だ。