裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

私は、健太郎さんが自殺したのではない可能性を考えだした。

 彼は部屋に火を放たれ殺されてから、突き落とされたのではないだろうか。

「健太郎さん、私の心配をしている場合ではありませんよ。初対面の私をなぜ部屋に招き入れたのですか? これからは、素性の知れない人間は部屋に入れないでください」

 彼は危機管理意識が弱すぎる。
 はっきり言って、危なっかしくて見ていられない。

「アオさん、一人暮らしの男の部屋に入ってきている、あなたの方が危ないです。これからは、絶対に男の部屋に入ってはいけませんよ」

 私は健太郎さんの話を聞いて、やはり彼は危なっかしいと思った。