裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「健太郎さん、これからは私を母親だと思ってくれても構いません。福岡とは成人式でバラを背負ったような派手な衣装を着る地域ですね」

「それは、北九州です。俺の出身は博多です。アオさん、変わってますね。俺が両親のことを伝えると、みんな余計なことを聞いてすみませんと謝ってきますよ」

 同じ福岡県の中にも、違う文化が存在するらしい。
 やはり、知った気になってはいけないのが日本だ。
 私は今までの人生の中で日本にいた期間は1年もない。

「健太郎さんは、完璧な東京弁を喋りますバイ。それから、健太郎さんは一代で会社を築いたと?」