裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「私が日本語を完全にマスターしていないという、ご指摘ですね。私は日本語は確かに苦手な部類に入ります。でも、東京生まれで、両親も日本人です。ちなみに健太郎さんの生まれはどちらですか?」

 私が海外生活で主に使っていたのは英語だ。
 日本にいない時は、家の共通言語はその現地の言葉だった。
 中国語、スペイン語も使っていたことが多い。

「俺の出身は福岡です。ちなみに、両親はすでに他界しております」
 両親が他界しているということは、彼はそのことで孤独感を抱えている可能性もある。