裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「謝ることなんて何もない。謝らなければいけないくらいなら、私はこの家を出ていくわ」
 私がそういうと、父が何かを理解したような顔で返してきた。

「アオは日本で苦しいことがあったのを思い出して、不安になっているんだよ⋯⋯」
 父も母も私に同情の視線を向けてくる。

 それくらい、私は中学時代、日本で酷い目にあって精神が崩壊しかけた。
 色々な国に行った時もいじめにはあった。

 しかし、海外ではいじめが人種差別によるものだったり理由が分かりやすかった。

 やっと日本に住めると思って期待した日本でのいじめは、全く理由がわからなかった。