裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました。

「そんなわけない、翠ちゃんを愛してるから結婚したに決まっているだろ。翠ちゃんは俺の全てだ。アオ、明日から大学だろ。これ、パパからのプレゼントだ」

 父の何もかもが胡散臭く感じて、私は寒気を感じた。
 今、渡されているプレゼントは100万円以上するブランドバッグだ。
 私はこのバッグが原因で、パパ活しているだの誹謗中傷を浴びる予定だ。

「いらない。私はこれからは自分の力で生きていきたい。このバッグはお爺ちゃまからのお小遣いで買ったもの? もう、アラフィフなのにパパはお小遣いをもらっているの? 私はパパからは今後何も貰わない。このバッグもいらないわ」