裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

「アオちゃん、実はもう彼とはコンタクトをとっているんだ。彼はとんでもなく優秀な人物で驚いたよ。そして、父親を殺したいほど憎んでいる。アオちゃんの話をしたら、会って話をしたいと言ってたよ」

 寛也が鈴木アオイの資料を私に渡してくる。

「すごいですね。そんな制度があるんですか? 女を利用して、上にいく父とは比べてはいけないレベルの方ではないですか」

 彼は国費で海外の一流大学に行かせてもらえる人だった。

 謙虚な鈴木さんが「とんでもない優秀な遺伝子」と言っていたわけだ。
 卒業後も一代で会社を築き、木嶋グループに負けないものにしている。