裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 回帰前も彼は私にこれを見せたかったのだと思えた。

「何よりのプレゼントです。佐々木さん、ありがとうございます」

 私はカバンに彼のスクラップブックを詰め始めた。
 こんな心の籠ったプレゼントをもらったのは初めてだ。

 一般人の私をこんな風に追いかけて、一歩間違えればストーカーだ。

 しかし、私にとっては嬉しすぎるストーカー。

 自分の親にもペットのように思われていた私を、ずっと見てくれていた人がいた。

「え、ちょっと」
 寛也が明らかに戸惑っている。
 もしかして、これは見せるだけでプレゼントではなかったのかもしれない。