外に出ると、頭から血を出している男性が地面に横たわっている。
「社長?」
私はそれが40階の社長だとすぐに分かった。
「美智子ちゃんも、もう行こう」
後ろから父の声が聞こえたと思って振り返ると、赤ちゃんを抱きしめた美智子さんを父が大切そうに抱えて連れ出そうとしている。
赤ちゃんの両親はまだ見つからないようだ。
「鈴木美智子、死ねー!」
母がまた私から離れて、鈴木さんの方に向かおうとした。
私は咄嗟に母の行手を阻んだ途端、胸に鋭い痛みが走った。
母が振り下ろしたアイスピックが私の胸を突き刺していた。
薄れゆく意識の中で、母の絶望した顔を見た気がした。
「社長?」
私はそれが40階の社長だとすぐに分かった。
「美智子ちゃんも、もう行こう」
後ろから父の声が聞こえたと思って振り返ると、赤ちゃんを抱きしめた美智子さんを父が大切そうに抱えて連れ出そうとしている。
赤ちゃんの両親はまだ見つからないようだ。
「鈴木美智子、死ねー!」
母がまた私から離れて、鈴木さんの方に向かおうとした。
私は咄嗟に母の行手を阻んだ途端、胸に鋭い痛みが走った。
母が振り下ろしたアイスピックが私の胸を突き刺していた。
薄れゆく意識の中で、母の絶望した顔を見た気がした。



