裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

「なんでこんなことに⋯⋯藍子、人様になんてことしているの。もう、大学は辞めなさい。あんた大学に入ってからおかしいわよ」

 母が号泣するのを初めて見た。
 今日は、店を急遽休業にして家族会議をすることになった。

「お母さん、こんなことで刑事告訴チラつかせてくる木嶋アオが頭おかしいの」

 突然、父が私の肩をすごい力で掴んでくる。

「おかしいのはお前だ! しっかりしろ藍子。お前にできるのは、木嶋さんが許さなくても、ひたすら謝り続けることだけだ」

「藍子が刑事告訴されて賠償金を払うことになったら、店を売ろうお父さん」

 母が言った言葉に驚いてしまった。