「石川さん、今日から停学だと聞きましたが、大学に来て大丈夫ですか? ルールを破った場合は一発退学にすると言ってましたよ」
私を見るなり表情を変えずに言ってくる、木嶋アオに頭が沸騰した。
「あんた頭おかしいんじゃないの? あれくらいのことで刑事告訴をチラつかせて、私を停学処分にするように大学に言ったの? このサイコパス女が」
息を切らしながら言ったときに、周りの注目を浴びていることに気がついた。
「ルールを破ってでも私に謝りたくて、大学に来たのではないのですね。まあ、私は謝られても許す気はなかったので良かったです」


