裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 彼は内部生の嫌な感じがなく、なぜ派手なテニスサークルに入ったか分からないくらい落ち着いていて気になっていた。

 聞けば彼は大きな病院の息子さんらしい。

 だから、チャラい社長令息とかとは雰囲気が違って真面目そうなのかと好感を持った。

 彼が「藍子ちゃん」から「藍子」呼びしてくれた時、私のことを本気なのかと期待した。

 勇気を出して「寛也」と呼んだら拒否されなかったので、恋人気分でくっついていた。

 彼のマンションのロビーに着くと、私が友達になりたい申し出たのを断ってきた木嶋アオがいた。

 私はフランスに住んだ経験があるという彼女に、勉強を教えて欲しかっただけだ。