裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

 アオさんの金銭感覚は、やはり俺とは異なっている。

 彼女にとって50万円は小銭と変わらなそうだ。

 俺はいくら成功しても根が庶民なので、50万円を少額とは感じない。

 ホッとする庶民的な料理を出してくれるが、彼女は生粋のお嬢様だ。

 そして、内容証明を送るわけでもなく、即、刑事告訴という選択を取る感覚は俺にはない。

 石川さんという子も、学生のアオさんが弁護士を使って刑事告訴してくるとは思わないはずだ。

「刑事告訴はやりすぎではないですか? その子の人生が終わってしまいます」