裏切りの夜に死んだ私が、憧れの社長を救うため時をかけました〜元カレはまさかの救世主?〜

「健太郎さん、お帰りなさい。今日は健太郎さんの好きな和食ですよ」

 俺がアオさんに使って欲しいと思って渡した合鍵は、毎日のように使ってもらっている。

「アオさん、いつもありがとうございます。帰ってくるとアオさんがいて本当に幸せです」

 ちゃんと自分で決めたルール通りに、アオさんにはまだ告白していない。

 毎日、アオさんは部屋を掃除してくれて、美味しい料理を作ってくれる。

 もう、すでに俺の心の中では彼女は妻になっている。

 アオさんが俺をどう思っているかは、怖くて聞けない。

 彼女と話す度に、彼女自身が独特な考え方をする人だと分かってきた。